数か月が経ちトマトの栽培の管理も担当するようになった。
トマトの育成って自分がやっている子育てと似ている。
自分の子供にお父さんはトマト農場で働いてトマトが嫌いなんだ!なんてかっこ悪くて言えない。なんて思っている間にトマトも大きく成長し赤く実ってきた。
見た目は昔のイメージと何も変わりはないが、何か自分の中で心さわぐものがあった。
収穫したトマトを手に取った時、何も考えずに勝手に口の中に入れていた。
「…」
「うまーーーーーーーーーーい!!!!」
「何これ?めちゃくちゃ新鮮で美味しいじゃん!」
今まで俺は何でトマトが食べれなかったんだろうか?なんて考える余裕さえなく1個のトマトをあっという間に食べきってしまった。
「トマトってこんなに美味しいんだ」
「このトマト美味しさをトマトが苦手な人に届けたい!俺が克服できたのなら苦手な人もきっと…」
この続きはまた次回!!